行政書士神村あゆみ事務所

遺言書の書き方とポイント【終活に必要な基礎知識】

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遺言書の書き方とポイント【終活に必要な基礎知識】

遺言書の書き方とポイント【終活に必要な基礎知識】

2023/10/22

老後の生活を考えた際に、遺言書を書くことはとても大切なことです。しかし、遺言書を書くということ自体ほとんどの方が初めてです。何を書いたらよいのか分からないという方のほうが多いかもしれません。本記事では、遺言書の書き方やポイントについて説明し、終活に必要な基礎知識について解説します。遺言書の作成を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

    遺言書とは何か?

    遺言書とは、死後に自分の遺産分与や葬儀などをどのように行ってほしいかを示した書類のことです。遺言は、遺言者の意思を確実に反映するために、当然のことながら書面で残す必要があります。遺言書を作成することで、死後の財産分与や葬儀などを自分の考えに沿った形で実現できるため、身内のトラブルを防ぐことができます。遺言には、公正証書遺言、自筆証書遺言、秘密証書遺言など形式は様々ですが、行政書士に相談することで、自分に合った形で遺言書を作成することができます。また、遺言書は定期的に見直すことも大切です。法律が改正されたり、家族構成が変わった場合は、遺言書に合わせて修正することが必要です。遺言書は、ご自分のためにも終活の準備の一つとして、真剣に考えることが必要です。

    遺言書を書くために必要な準備

    もしもの時に遺言書がない場合、家族や財産にまつわる問題が発生する場合があるため、遺言書をしっかりと作成することが重要です。 遺言書を作成するには、まずは自分の財産状況を正確に把握することが必要です。自分名義の財産だけでなく、共同名義、贈与などにより他者が所有する財産にも目を向ける必要があります。 遺言書を作成する際には、信頼できる専門家の援助を受けることが望ましいでしょう。このような専門家が正確な相続手続き情報を提供します。また、正確な相続人を確認することは必要です。相続人は民法に基づいて決められますが代襲相続の可能性も考えられます。過去に関係のあった人との間に隠し子はいないか、非嫡出子や前の配偶者との子など、注意が必要です。もし、後から明らかになった相続人がいた場合はトラブルになります。自分に関係する人物との関係を考慮し、遺産をどう分配するかを決定する必要があります。遺言書作成に不安要素がある場合は、信頼できる身近な行政書士のアドバイスを受け作成しましょう。

    遺言書に記載すべき内容・作成方法

    遺言書は、亡くなった後に財産の分配や遺された家族の生活維持など、多岐にわたる重要な問題を解決するために作成されます。そこで、遺言書に記載すべき内容について考えてみましょう。 まずは、財産分配についてです。家族や、友人や寄付先の指定など、明確に希望を示すべきです。また、家族や親族間のトラブルを回避するために、財産分配の理由を書いておくことは相続人の心理的なケアのため必要です。これらの理由を「付言事項」と言います。相続人の納得できない遺産相続はトラブルにつながります。付言事項には法的な効力はないもののトラブルを避け円満な相続に導くことにつながります。遺言執行者を書いておくことも必要です。遺言執行者とは実際に遺言に書かれた内容に基づいた遺産分割や身分にかかわる遺言事項の執行をする人です。そしてこれらを公正証書遺言で作成することをお勧めします。なぜならば、公正証書遺言は、法律のプロである公証人が書くため確実です。しかも、公証人役場で遺言書を保管するので遺言書を破棄される心配がありません。公正証書遺言は家庭裁判所で検認を受けなくて良い点もメリットとなります。以上のように、遺言書の作成には注意すべき点がいくつかありますが、遺言書を作成することで自分自身の意志を伝え、後の相続に備えることができます。  

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