単身世帯の遺言書の必要性|行政書士解説
2024/02/23
おひとりさまが遺言書を作成することは非常に重要です。独身の方が遺言書を作成する必要性を詳しく説明します。
1.相続手続きがややこしくなる
おひとりさまであっても、親や兄弟姉妹がいる場合、彼らが相続人となります。相続人が多い場合、戸籍謄本類を集める手続きが非常に煩雑になります。遺言書を作成しておけば、法定相続人が戸籍類を集める必要はありません。
2.遺産分割協議が難しくなりやすい
兄弟姉妹や甥姪が相続人となった場合、遺産分割協議を行う必要があります。しかし、疎遠な相続人同士で遺産分けを進めるのは難しいことがあります。遺言書があれば、相続人同士が疎遠でも問題ありません。
3.望む人に遺産を受け継がせられない
遺言書がない場合、遺産は法定相続人に相続される可能性があります。望む人や団体に遺産を残すためにも、遺言書を作成することが重要です。
確実に遺言を実現するための遺言執行者を決めておくことも大切です。相続人の代わりに手続きを進めてくれます。行政書士などの専門家に依頼することもできます。
遺言書は、自筆証書遺言、公正証書遺言、秘密証書遺言など様々ですが、なかでも特に公正証書遺言をおすすめします。疑問点や不安な点がある場合は身近な行政書士をはじめ、専門家に相談しながら遺言書を作成してみてはいかがでしょうか。
公正証書遺言についてはこちらをご覧ください。